夏見は、千葉県船橋市の地名の一つです。近隣には夏見台・夏見町といった地名も存在します。
海老川とその最大の支流である長津川の間のエリアに位置している夏見は、平安時代には伊勢神宮の荘園として夏見御厨の名称で記録に残されているため、その当時から『夏見』の地名を名乗っていたようです。
戦後に都市化が進むまでは農地が広がっていたそうですが、現在では東側の低地を除いて住宅地が広がっています。夏見台南側には夏見台団地もあり、その周辺には長津川ふれあい広場や、船橋市運動公園など、自然が残る部分も多くあり、夏見緑地として保全しているエリアもあります。今では希少なホタルを見ることが出来て、毎年6月にはホタルの鑑賞会が行われています。また、船橋市運動公園のプールにある流れるプールは、千葉県を模した形となっていて、夏になると多くの家族連れや学生たちでにぎわっています。
当地域は南部を東葉高速鉄道東葉高速線が通過しますが駅はありません。新駅建設計画があったそうですが、地主の抵抗が強く結果的に挫折したそうです。距離的には東武野田線の『新船橋駅』と『塚田駅』、東葉高速線の『東海神駅』が最寄駅ですが、バス路線があり商業施設も多い船橋駅を利用する人が多いです。